リリースコメント *星からみなさんへ
2025/03/14 (Fri)
「心には空っぽが必要な時がある。」
心を器に例えた時、何にも満たされることなく、また満たされようともしない。そんな何もない状態にひとつだけ残るものがあるとしたら?それが実体を持つのか持たないのかは人次第だと思う。何も残らない人もいる。
自分にとってそれが夏だった。僕は心を空っぽにした時、圧倒的な青に包まれる。理由は知らない。「夏の中に帰す」多分それだけ。凪いだ海とか、蝉の声とか、陽炎とか、入道雲。空から落ちる雨や、その中を走っていく僕らとか。心を空っぽにしたら、僕に残るのは夏だった。
そうしたらこんなアルバムになった。
空っぽの瓶の中に残るのは、自分であり自分は夏。
自分を覗いては見上げ、覗かれては見上げ。
日常を過ごすだけで色んな塵が心に溜まってしまう。心に隙間を作らなきゃ僕らはダメになってしまう。そうやって、心の中に空っぽ作り出すための"ループ"に近いイメージが、今回桃さんが描いたジャケットとこの作品が生み出す"空っぽ"についてのひとつの答えになったと考えてます。
YouTubeではこの作品に含まれる楽曲のデモを聴けますが、完成した楽曲はぜひその手でとって、聴いて感じてくれたら嬉しいです。
これからもヨモスガラよろしくお願いいたします。
by 星 海希人(Composer/Gt/Vo)
p.s アルバムリリースパーティが4月26日にあるので、チェックお願いします。m(__)m